49歳、英語、やり直し

文法知識、語彙力強化を怠って適当にやり過ごしてきた英語との付き合い。今更感はありますが手持ちの本と無料の教材を使ってやり直す学習の記録。日本語のカタカナと英文の大文字羅列が苦手。

自動詞の後ろに名詞は置けない。自動詞でも名詞を補語とすることができる動詞は名詞を後ろに置くことができる。日本語の説明に脳がフリーズする。英語指導者と躓く学習者の視点の違い

昨夜は酷くうなされた。何度か読み返している部分だったから夢に出てきてしまったのだと思う。あまり深く考えすぎることなく、まずはサラッと読み進めようか。いや、それが出来ればこれまでだってそうしてきた、むしろそうしたかった、他の多くの人と同様に。それが出来ないから色々散らがってしまっているのだ。

 

文法強化として取り組んでいるのは、昨今の日本人英語学習者なら誰もが知ってる総合英語Forest 5th editionを読んでみること。英語教育に携わっている多くの方々がおすすめしている良書。

*総合英語Forest 5th edition関係者の皆さまへ*

当記事は英語学習に躓いた者がどの部分で躓いているか、どういった内容で悩んでいるかを記事にしているもので、本の内容を批判、レビューするものではありません。英語指導者側の方々には思いもよらない箇所で躓いていることもあると思い公開しています。記事公開や画像の掲載に問題がありましたらお手数ですがこちらからお知らせ下さいませ。

 

5日くらい躓いて、立ち止まっていても仕方がないし、もう先に進もうと進んだは良いけど気になって時々読み返すこの部分。文法そのものに躓いているのではない。どうしてこういう表現や説明がされているのだろうかと、その事が気になって前に進めないでいる。

 

第2章 動詞と文型

注意すべき動詞の使い方

1. 注意すべき自動詞と他動詞

③他動詞と間違いやすい自動詞(総合英語Forest 5th edition P. 39)

f:id:eigo_4989:20201229161045j:plain

全部、説明されている。自動詞についてきちんと説明されている。私自身は自動詞、他動詞の区別があやふやだから実際の場では使い倒せてはいないものの、自動詞の注意点としては理解はできていると思うのでここの部分の文法に関しては躓かない。そこは躓かないのだけれど、書かれている文章を読んでいると、これまで以上に脳がバグる。まるでパソコンが不具合おこしてスクリーンが点滅するような、そんな感じ。脳の中で警戒信号が点滅して止まれを促す。

 

③他動詞と間違えやすい自動詞

自動詞の後ろに名詞は置けない

agree 

 動詞の後ろに名詞を置けるのは、その名詞が動詞の目的語や補語として働いている場合である。

 agreeは「(提案や意見などに)同意する」という意味では自動詞なので、後ろに名詞をおくことはできない(X agree you )。したがって、名詞の前に前置詞を置いてagree with youのような形にすることになる。

参考》自動詞でもbeやbecomeのように、名詞を補語とすることができる動詞の場合は、前置詞のついていない名詞を後ろに置くことができる。

(総合英語Forest 5th edition P.39)

 

「自動詞の後ろに名詞は置けない 」という段落の説明の最後は「自動詞でも(中略)前置詞のついていない名詞を後ろに置くことができる。」で終わっている。脳の中で色々なものが乱れ飛び警笛まで鳴り響く。

「自動詞の後ろに名詞は置けない」という段落の冒頭は「動詞の後ろに名詞をおけるのは、その名詞が動詞の目的語や補語として働いている場合である。」という文で始まり、ここで既に警戒信号が点滅し始めた。

脳のどこかで、この文、何だか内容が噛み合っていないのではないですか?と感じるのがわかる。しかし、何度も何度も何度も何度も読み返してみると「動詞の後ろに名詞をおけるのは……」と書かれていることに気づく。なるほど、自動詞の後には名詞は置けないけれど、動詞の中には自動詞とは異なる何かがあって、名詞をおける〇〇動詞というものであればそれは可能だということをこの文は説明しようとしているのか、と、徐々に理解していく。

自分で自分の脳に落ち着け、落ち着け、大丈夫、大丈夫だから、と言い聞かす。

 

読み進めると「参考」の部分にあるのが「自動詞でも(中略)前置詞のついていない名詞を後ろに置くことができる。」の一文だ。注意信号が全力で回って警笛が鳴り響く。

駄目だ、止まってしまった。

恐らく私の脳はどこかで矛盾を感じると必要以上に警戒をして止まってしまうのだと思う。その状況や内容は理解していても「矛盾」を感じることを酷く嫌うらしい。

 

この段落、例えば先程の冒頭の文。

「動詞の後ろに名詞をおけるのは、その名詞が動詞の目的語や補語として働いている場合である。」

この文が「動詞の後ろに名詞をおけるのは、その名詞が動詞の目的語や補語として働いている場合、すなわち動詞が他動詞もしくは不完全自動詞などの場合である。」と書かれていたら動詞にはいくつも種類があって今回のagreeとは異なるのだなということが直線的にわかるのでスムーズに前にすすめる気がする。

 

さて、警笛が鳴り響く「参考」の部分だ。

「自動詞の後ろに名詞は置けない 」という段落だけれど、その説明の最後は「自動詞でも(中略)前置詞のついていない名詞を後ろに置くことができる。」で〆られている。

ここでも、なんてことない、先程と同じ。

ここで説明しているagreeは完全自動詞、でも自動詞の中には不完全自動詞というものもあるのだということが書かれていれば「矛盾しているような、矛盾していないような」と悶々としていた得体の知れない靄などかかることなく躓くことなくスムーズに進むことが出来ると思う。

例えば

自動詞の後ろに名詞は置けない

agree (完全自動詞の場合)

ー中略ー

参考》自動詞でもbeやbecomeのように、名詞を補語とすることができる動詞、すなわち不完全自動詞の場合は、前置詞のついていない名詞を後ろに置くことができる。

 

もしくは本の文頭に動詞の種類の一覧があったら私のような、どこかをこじらせているタイプにはとてもありがたいし、品詞の種類の動詞の中で少し触れられていたら大いに理解の助けに繋がる気がする。そこで細かな説明は要らないと思うんだ、でも種類が色々あるんだよというのがわかると、躓いている部分を突破するヒントになってありがたいし躓く度にサクッと確認できたら一歩前に進めるかも知れない。

 

文法書というのは、コストや書き込める量など様々な制約がある中で、その道のプロが莫大な知識と時間をかけて丹念に丁寧に作り上げられている。そのプロが「今、ここで完全自動詞だの、不完全自動詞だの、その説明は不要」と判断していらっしゃるのだから不要なのだと思うし、それが真っ当なのだろう。もしかしたらこの先詳しい説明があるのかもしれないし、もしかしたら英語を理解する上でそんなことは考える必要がないとされている事項なのかもしれない。それは今の私にはわからないけど、今、わかる確かなことは躓いたらそこから動けなくなってしまう自分がいることだ。

躓いても構わず取り敢えず先に進んでみること、そして脳がフリーズするパターンの全てを早く見つけて、次回出会った時には心して落ち着いて読み進めること、そんな訓練も必要だ。